楽しい事ばかりでは無い②
再び連絡があったのは2週間後。
恐らく金を使い切ったのか予想よりも早い連絡だった。
一度会っていると一気に気軽になりすぎる事がよくあり、この子もそのパターンだった。金が無くなったことを正直に話し、また会えないかと連絡してきたのだ。
若干金遣いが荒い事に不安を感じながら待ち合わせをする事になった。
2度目にあったのは西川口だ。
西川口はデリとかが盛んな街である。
ホテルに入った時もデリ嬢が馴染みの客と思わしきおじいちゃんとホテルに入って行くところと鉢合わせし、こんな歳でもやりたいんやなぁと不思議に思ったのだが人のことは言えないなと思い直したりしながら気軽に話しながらホテルに入った。
前回よりも化粧をしたりしていて少し大人っぽく見えたので、それを伝えるとそうかな?と嬉しそうに笑っていた。
今回はシャワーを浴びたら約束通りローションを使いアナルで遊んでいった。
本当に簡単に開くのでこいつうんこだだ漏れじゃねーのかな?とか思ったが、そんなことを聞けるわけも無かったので本気で行けば手首まで入らないかなとしっかり遊ぶ事に専念した。
前回調子に乗ったのが影響しているのか、少し痛かったらしく、俺の期待とは裏腹にアナルは途中で終わり、ゆるマンに移ることになった。
相変わらず本当に緩い。ローターでも持ってきてクリに当てれば少しは締まるかなと後悔するレベル
もしくはアナルにバイブ突っ込んだら少しは締まるのでは無いかと。
緩いなーと思いながらも寝バックならいける事が確定しているため前回よりは余裕を持って出し入れ出来た。
この際だからと色々な体位を試してみたが感度はあまり変わらなかったようだ。
ちなみに前回の金は弟の誕プレに化けたようだった。姉がオヤジ相手にアナルプレイして稼いだ金で貰ったプレゼントとか弟は知らぬが花だろうなと複雑な気持ちになったが、金の使い道や価値観は本人の自由だ。本人が満足しているならそれでいいと思う。
前回、金は財布じゃなくて別のところに入れおいたら?と忠告したら律儀にマリクアのポーチを買ってきていたりとちゃんと言うことを聞いているものだから油断していた。
帰り際にトーク消すように言い、またねーと気軽に別れ1人飯を食って帰る事にしてしまった。。
消した所を確認していなかったのである。
その一週間後カカオで着信があったのは夜の9時過ぎだったと思う。
不思議に思って電話に出た所神妙な様子で、あのね、親にバレちゃった、親が携帯を警察に届けるって。ごめんね。と衝撃の一言が飛び出した。
心拍が一気に上がり若干パニックになりマジか...としか言葉が出なかった。
今思えばここで年確を取るべきだった。
恐らくスピーカーになっており、時折母親らしき声が聞こえていたから年確していればヤバい案件なのかそうではない案件なのかの区分けがついたのである。
しかし、そこまで気が回らなかった俺はそのまま電話を切りカカオを退会した。
それから今に至るまで家にいても中々気の落ち着く事が無い。
一度パクられて警察の基本的な対応が分かるのはなんとも救いだった。
事前に不動産屋に在籍確認が入り、そこから張り込み、朝イチで逮捕という流れである。
朝イチに逮捕するのは48勾留の兼ね合いだろう。
またドラマのように万全の準備をしている訳ではなく意外と雑なのである。
朝イチにインターホンで聞く〇〇警察だけど〇〇さんの件です。分かりますよね。と言われるとかなりパニックになるが、スグでなくても問題ない。
落ち着いて弁護士に示談交渉を依頼するのと、どこの警察署管轄なのかを伝えるのが良い。
大手弁護士事務所は24時間やっている。
近場の事務所を確認しておくといいだろう。
出来れば担当刑事、恐らくは警部補か警部の名前を確認しておくと尚いい。
その次に仕事先だ。過労か親が死んだかで1週間程度の休みを取り付けておこう。
そんなに休みをくれない様な会社はこの機会におさらばしよう。
上手いこと行けば48勾留で何とかなるかもしれない。まぁならないと思うが。
ちなみに国選弁護人は懲役5年以上の刑罰に当該しない案件に関しては選べない上に大体使い物にならないので注意しよう。
分割でも支払えるので私選弁護人を頼むことをオススメする。
また携帯は初期化するのが安全だ。
何を根拠に拘留延長されるか分からないからだ。別件で再勾留も有り得る。
1件あたり最大で20日まで勾留されるが、別件が出てくれば追加で、20日さらに別件で20日の様に伸びてしまう。
余計なリスクはさっさと消してパスワードを設定しておこう。
パスワードを解除するように要求されても弁護士を待つと断れば良い。
こちらから証拠を提示しても大した減刑にならない。
何処に張り込んでいるのか目星が付けばその辺も事前に対応ができる。
部屋の出入口を見れる場所に見知らぬバンが止まっていたら要チェックしておくといいだろう。
万能のIT専門家みたいな人は基本的に現場に出ないため、ちょっとだけ詳しいおっさん警官が来る事が多い。それであればまぁもしかすると弁護士の腕次第で何とかなるかもしれない。
事前に弁護士に相談しておくのも良い。
ちなみに自首すると罰金刑で済むケースが多いそうなので金に余裕がある人でトラブったら最寄りの警察署に行ってみるのもいいかもしれない。
相手の名前も年齢も分からないから警察も対応に困ると思えるが、履歴を残すだけでも違うのかもしれない。
自首と言うのは事件が発覚し捜査に入る前に自分から罪を告白することである。
捜査が始まっていたら自首は成立しないそうだ。自首の意味ないやん?
不安があったら弁護士に頼むのが一番だとは思う。多分高いけど。
こんな思いをしたくなかったらアホな事は止めて履歴を全部消しておく事をオススメする。
ちなみに尾行はマジで気が付かないので、過信しない事だ。